~イライラ・落ち込み・・・ありませんか?~
このご時世、イライラしたり、悲しくなったりしませんか?
もちろん誰しもが多少なり、イライラや悲しくなることは経験していることです。しかし、そんな状態が続いていたり、人に指摘されたり、どうにかならないか・・・と悩むこともあるのではないでしょうか。
「ストレスを発散する」ということが大切であることは、皆さんご存じです。しかし、それが出来ないとどうなるのか?さらに、イライラや悲しみは深くなっていきます。
心の不安定さは、徐々に体の不安定へも繋がっていきます。そうならない為に、どんなことに気を付けていけば良いのか?改善出来るお薬はあるのか?みていきましょう。
〇大きな原因はストレス
やはり、イライラや落ち込みなどの大きな原因はストレスです。環境の変化や、悩みなどストレスの原因となるものの多々あります。
ストレスによって生じる不調としては・・・
(1)気分が落ち込みやる気が出ない
(2)何事にもやる気が起きなくなる
(3)悲観的になる
など、「落ち込む」という症状の他にも下記のような症状があります。
・不眠 ・食欲不振 ・下痢、便秘 ・倦怠感 ・イライラ ・肩こり ・のぼせ
・月経不順 など
軽い症状・状態であれば、過労やストレスを避けることで症状の改善は行えます。が、これらの症状が長引く場合や、過労やストレスを発散出来ない場合は対策が必要となります。
〇日常アドバイス
休息を取りましょう。規則正しい生活を心がけ、3食バランスの良い食事を摂りましょう。就寝前のアルコールは適量であれば、リラックス効果もあり睡眠を深めてくれますが、飲み過ぎはかえって睡眠の妨げになってしまいます。
そして、ストレスや疲れが蓄積しないように何事も頑張り過ぎず、肩の力を抜いてリラックスしながら生活しましょう。
〇ストレスやイライラにおすすめの漢方薬
漢方では、「気」と「血」の異常であると考え、まずは肉体的な苦痛を軽減し、それから精神的な症状を徐々に改善していきます。
一時的な改善に頼るのではなく、体の状態を整えて、不調が現れないようにしていくことが目的です。
のどのつかえ感・不安に
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感
イライラして眠れない方に
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症:
高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
ホルモンバランスの乱れによる疲労やイライラに
加味逍遙散(かみしょうようさん)
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:
冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
※血の道症とは、月経や更年期などの女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。
生活習慣の見直しや、ストレス発散の他に漢方薬も活用してみてはいかがでしょうか?
ご自分に合った漢方薬で、明るい毎日をお過ごし下さい。
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